多摩動物公園 2015年3月 |
2012年11月にスリランカから2頭が来て(アマラ・ヴィドゥラ)2013年3月~一般公開になり、それからスリランカに行く準備の1つのため、同じ年の6月に行っていますが、毎年3月に行っていることになります。
余談ですが(笑)、2013年3月から一般公開が始まる際に行われた記念式典には、3頭の故郷である、スリランカの大統領(2013年時)、マヒンダ・ラージャパクサ氏も出席されました。
2005年11月、大統領に就任し、2009年の約26年間にわたる内戦の終結を迎えられた功績も大きく、今年の2015年1月まで、約10年間務めました。
スリランカの新年は4月で、その時期盛大にお祝いすることもあり?、今年は年明け早々から大統領選の話で私のfacebookニュースフィードは荒れました。(笑)
facebookに投稿されていたのをチラッと見ただけで詳しくは分からないのですが(苦笑)、なんか・・・スリランカの投票用紙には蛇とかリンゴの絵があったような・・・(笑)
日本に住むスリランカの友人に新旧大統領のそれぞれの特徴を公平に?聞いた感じでは、マイトリーパーラ・シリセーナ現大統領もスリランカ、スリランカ人だけでなく日本にとっても良いんじゃないかな?と思いました。
さて、動物園に話は戻りまして・・・去年はメインの放飼場にはアマラちゃんヴィドゥラくんが出るのを嫌がったため(笑)アヌーラがいました。
今年はアマラとヴィドゥラです。
(左下:ヴィドゥラ、右上:アマラ)
(アマラの左斜め上の柵からアヌーラが見れると思ってましたが、今年は見れず・・・でも元気なようです。)
が、しかーし・・・アマラちゃん・・・右上のあの場所から私がいる間は1度も下へおりてきてはくれませんでした。(苦笑)
以前にも書いていますが、アマラちゃんのいる場所はゾウ舎内を出入りする唯一の扉がある前で、この扉が開くのを待っているのです。(=室内に入りたい)
いつも決まった時間にあるのか、また現在も継続されているのかすら分かりませんが、2013年の6月に行った時には途中飼育員さんがお客様側の柵(内側)まで来て、リンゴを投げ入れていました。
【動画】
(2013年6月:アマラ)
この時のブログにも書いていますが、この時(動画撮影時)は下に降りてきていますが、呼ぶ前は扉の前にいました。
飼育員さんが何度か呼びますが、食べ物(リンゴ)が貰える割には降りてくるまでとても時間がかかりました。
毎日会って掃除をしたり食事を与えているとはいえ、2頭が来園してから4,5か月と日も浅かったからかな?と思いましたが、今回も1度だけ飼育員さんとの関係性が垣間見れる状況が一瞬あったのですが、2頭の反応は私にとっては意外と鈍いように見えました。(=飼育員さんとの信頼関係が完全ではない)
また、ここは間接飼育か準間接飼育の方法をとっていたと思います。
(=ぞうの国のようにゾウさんに接触(直接触れたり)することがほとんどない、という意味です。)
そんなこともあって、もし、放飼場でゾウさんが怪我をしたり、何かあった場合はどうするのかな?と急に心配になってしまいました。(苦笑)
去年の6月、アヌーラの時には、約15分飼育員さんが粘っても、扉の前から降りてくることはありませんでしたし・・・。
丁度アマラとヴィドゥラが来園する少し前から一般公開が始まるまでの約4か月間、改修工事を行っていたのですが、その工事の1つに、「PCウォール(Protected contact wall )の設置」がありました。
これはゾウの健康管理や治療などの際に壁を隔てて安全に行うことのできるもの(壁)です。
去年アヌーラを呼んだのは、ただご飯をあげる、というものではなく、壁を隔てて健康管理をするため、もしくはそう出来る様になるための訓練のためだったと思います。
でも降りて来ない・・・そこまで行かないとなると・・・(苦笑)健康管理ができるようになるのはだいぶ先の話になってしまいそうですね。(心配)
60歳になるまでしてこなかったのか、本当は毎日しているのに私が行った時「だけ」奇跡的に嫌でしなかったのか・・・。
ですが・・・どちらにしても、頑張らなくてはいけなくなったようです。(苦笑)
というのは、現在新ゾウ舎建設中なのです!
工事期間:平成25年度より平成29年春まで。となっています。
だいぶ広くなりそうですね!(笑)
場所は今のゾウ舎を前にして真後ろです。
といっても今のゾウ舎が山の中腹あたりにあるため、下に見えます。
今のあのもう一山?一丘?を登らなくても済むかと思うとちょっと嬉しいですが・・・(笑)
同じくらいの高さから撮影したものはこちらです。
今のゾウ舎から低い位置にあるにしても場所的には真後ろにあり、直線の距離にしてそんなに距離があるわけではありませんが、ゾウさんたちの移動は「コンテナ輸送(移動)」となるようです。
約1年ほど前からそのための訓練も始めているようで、今の段階はやっと鎖でつなぐための足輪をはめられるようになったくらい、とのこと。
付けられてもまだ足輪に違和感を感じてるようですが。。。
旧ゾウ舎から新ゾウ舎への移動といえば、最近では愛知県にある東山動植物園のアジアゾウもお引越しをしましたが、約1年経っても今年44歳になったワルダー(メス)は新ゾウ舎に慣れてはいません。
アマラもヴィドゥラもそうですが、60歳を超えたアヌーラおじいさん・・・移動できて慣れてくれると良いのですが・・・。
(ヴィドゥラ)
東山動物園のコサラ君もそうですが、この様子だと・・・新ゾウ舎に1番早く慣れるのは・・・ヴィドゥラ君かもしれません。(笑)
(アマラちゃんに近くなる場所まで行って撮影したのですが・・・逆光によりよく見えず、良い表情をした画像が撮れませんでした。。。苦笑)
アマラとヴィドゥラは来日(来園)するまで直接飼育でした。
ゾウ使いさんとの関係も良好だったはずです。
園の方針とはいえ、完全に引き継がなくてもお互いにとって良い関係を築けるように良いところは残せるようにしたら良かったんじゃないかな?と思ってしまいます。
(アマラ)
扉の前にいる理由について・・・アマラに確認できないので正確な情報ではありませんが、放飼場に慣れてないとかではなく、食事の時間をこのように待っているのだと思われます。
時期によっては変化するのかもしれませんが、私が行った時には16時になると扉が開いてゾウさんたちは見れなくなります。
室内のお部屋にはもう食事が用意されているからだと思うのですが、扉が開いた瞬間に吸い込まれるように入っていく様子は、見ている観客(お客様)の笑いを誘うほどです。(笑)
ずっと扉の前で待っている様子も見ていますから・・・。(苦笑)
ゾウ友が動物園を好きになれない理由の1つは、ゾウさんたちの食事の時間を制限しているところにもあります。
毎日決まった時間に必要なだけの栄養を与える、と聞くととても健康的に聞こえますが、ゾウさんに関していえば「??」的な疑問が残ります。
(またこれを人間の勤務時間に合わせてそうさせている、とも考えているところもあります)
一つ前の記事にも書いていますが、ゾウさんにとって食事はとても大切なものです。
野生のゾウさんは生活のほとんどを、起きている時間はほぼ食事の時間にしているくらいですから。
常に食べたいのです。
狭い放飼場や仲間の少ない場所では移動したり動くことがほとんどなく運動量が少ないため、「あげすぎ」は逆に危険ですが、常に食べ物(草や葉)がある状態が理想かもしれません。
市原ぞうの国では、冬の寒い時期は竹が中心ですが、檻の中に何かしら入っています。
暖かくなって青く、美味しそうな草や葉が成長してくると、それらも檻の中に入ります。
このことについて以前どなたかのブログで、「ゾウさんの檻の周りに自生した草を刈って投げ入れているスタッフがいた」とあまり良い意味ではなく書かれているのを見ました。でも偶然にも?ゾウさんのお部屋の周りに生えた草でゾウさんの好きな草があるのは確かだと思います。(笑)
スリランカでの記事にも書いたかもしれませんが、ある美味しい草を食べたくて、その草が生える時期になると湖を泳いで渡ってまで食べに行くゾウさんもいます。
またそれくらい?ゾウさんはグルメでもあるので、熟していないバナナや美味しくない草や葉は一度口にいれても吐き出します。(笑)
(基本的には口に運ぶ前に美味しいもの、美味しくないものは分かっていることが多いので、吐き出すようなものを食べようとすることは少ないように思いますが・・・)
自然の中で沢山の仲間と一緒に生活できることが理想ですが、人間と共に生きるしかないなら、傍にはゾウさんの気持ちが理解できて、“ゾウさんが”信頼できる人間(できればゾウ使いさん)がいてくれると良いですね。
私も人間なので・・・「言うは易く行うは難し」と自覚しておりますが・・・(苦笑)
※※※おまけ※※※
最初の画像と同じ内容の動画です。
【動画】
※※※クジャク情報(笑)※※※
今回は・・・少し?いや、だいぶ意識して(笑)いた多摩動物公園内の放し飼い「クジャク」ですが・・・。
会えませんでした!!(T□T)(残念!)
工事中のところもあったからでしょうか?(都合の良い理由だ)
やっぱり・・・欲を出しすぎたのでしょうか・・・(笑)(そのとーり!)