1つ引っかかったものの、メーサーエレファントキャンプに行くツアーで、その後ケアセンターも見学できる、というオプションみたいなもの(詳細はナシ)でした・・・。(苦笑)
そこで暮らす1頭のゾウさんに衝撃を受けます。
90歳のゾウさんです。
初めてみました。90歳のゾウさん。
私もゾウ友も90歳のゾウさんを見たのは初めてです。
それなのにほとんど同時に「(見たことないけど)90歳に見えない!」と。(笑)
オーナーのお話、ゾウ友のゾウ友から(笑)聞いた話を聞いて、またこの画像を見て、震えました。
感動で言葉もありません。泣ける。。。
そして、なんて美しいんでしょう・・・。
また、赤ちゃんゾウさんの愛くるしさとは違う、不思議と愛おしさを覚えます。
ここ、ケアセンターには今10頭ほどのゾウさんが暮らしているようです。
人間の補助がないと食事をうまくできないゾウさんもいるようです。(泣)
そしてなぜか、ここまで生きていてくれることに「感謝」の念すら湧いてきます。。。(涙)
国内のゾウさんが同じように長生きしてくれたとしても、全く同じピュアな感情は湧かない、その前に自然と辛かった過去に寄り添いたくなりそうだからです。
去年(2016年)5月に日本最高齢で亡くなった「はな子」さん(井の頭自然文化園)、亡くなる半年程前に1人のはな子さんについて書いたブログが世界中に拡散され、「はな子さんをタイヘ」という署名活動まで始まりました。
その時、もしはな子さんが移動に耐えられる体だったとして、タイのどこへ?と思っていました。
自然豊かな場所ならば、1頭でパーっと放してしまうことが良いことなのか?
タイには「タイ象保護センター」はあります。それでもゾウさんが沢山いる国の割に、高齢のゾウさんの老ゾウホームのような場所はほとんど聞いたことがありません。
「エレファント・ネイチャーパーク」という保護センターと似た目的で、人気の施設もあるようですが、基本的にはどこも「最後まで面倒みる」ということで、特別老ゾウホームのような場所はないのかも、と思っていました・・・。
こんな場所がちゃんとあったことを知れたことも凄く嬉しかったです。
安心して長生きできますね。。。
(ゾウさんたちの墓地)
人を乗せることもなく、ショーもない。。。
観光客はただ食べ物をあげるか、体を洗って(水浴び)あげるだけ。
春休みシーズンということでか、この時、日本人学生が20人ほどきていたようです。
正直なところ・・・ここに行かれた人はアメリカ人だったために、本当に日本人??中国人とか韓国人ではなかった???と思わず確認してしまいました。
もちろん、ここがメインの目的地ではなく、オプションとして来ているだけかもしれません。
それでも可愛い赤ちゃんも若いゾウさんもいない場所で、ゾウ使いさん、関係者からの話、直接ゾウさんたちと触れ合って・・・どのように感じられたでしょうか。
タイはタイ、日本は日本。でしょうか。
それでも少なくともここに来れたこと、ゾウさんとの接触が持てたことは何よりの経験が出来たのでは、と勝手に想像して羨ましく思います。
日本のゾウさんたちの老後は・・・?今までと同じ、1つの動物園で一生を終えることが幸せなのでしょうか。。。
近年(2003年~2016年)の間で亡くなった主なアジアゾウ。(毎日新聞より)
・2003年:野毛山動物園=ハマコ=59歳
・2003年:市原ぞうの国=キクコ=59歳
・2007年:札幌市円山動物園=花子=61歳
・2008年:神戸市王子動物園=すわ子=65歳
・2009年:小田原動物園=ウメ子=62歳
・2012年:仙台市八木山動物公園=トシコ=59歳
・2012年:福岡市動物園=おふく=62歳
・2013年:愛媛県立どべ動物園=太郎=39歳
・2014年:大阪市天王寺動物園=春子=65歳
・2016年:池田動物園=メリー=51歳
・2016年:井の頭自然文化園=はな子=69歳
・2016年:九十九島動植物園=ハナ子=45歳
(リストにない仔象は国内で誕生したアジアゾウのグループに入っています)
平均年齢は・・・58歳。。。
60歳前後が限界でしょうか。
「国内のゾウさんには無理」でしょうか。