動物園にて・・・ある時あるお客様を見て、気づいたことがありました。
ゾウさんに触れられることは、改めて「幸せなことだな」と。。。
ゾウさんは人間に触ってもらいたいか?は、なんとなく“No”だと思います(涙)が、全ての「人」というわけではないと思います。
私がよく行かせていただいている「ぞうの国」ですが、ゾウさんにバナナやニンジンをあげたり、触ることもできるところです。
そうすると、食べ物をあげたり触れることができない動物園で暮らすゾウさんより、人間に「慣れている」と感じることもあるかもしれませんが、ぞうの国にいる全てのゾウさんが全てのお客様に対して“Yes”とも言い切れないような気がします。
ショー広場で触れようとする時には基本的にはゾウ使いさんが乗っています。
手に持っている調教棒を使わなくても、言葉で、足で、雰囲気で?(笑)コントロールできることもあると思います。(=私たちが気づかないだけでコントロールされている時もある)
ゾウ使いさんがいて、バナナやニンジンがあげられることで、逆にこちらはゾウさんの「本当の気持ち」を判断することは難しいと思います。
【ゾウさんに触れる時、どんな状況でしょうか?】
・バナナやニンジンをあげたタイミングで
・他の誰かがバナナやニンジンをあげているタイミングで
・バケツを持った人に「ちょうだい」と鼻を伸ばしているタイミングで
・ゾウ使いさんがコントロールして触れるようにしてくれているタイミングで
・食べ物に関係なく、自分の好きなタイミングいつでも
・食べ物に関係なく、いつでもゾウさんから積極的に
・ゾウさんの近くにそっと近づいて激しく動く感じがなかった(笑)タイミングで
【ゾウさんは自分をどれくらい待っていてくれるでしょうか?】
※バケツの中にニンジンとバナナが入っている
・バケツを持っている時はずっと
・バナナやニンジンを持っている時だけは
・バケツを持っていなくても催促している時は
・バケツを持っていなくても他のお客様がいない時は
・バケツを持っていなくても他のお客様がいない時はいつでも
・バケツを持っていなくてもいつでも、いつまでも
・バナナやニンジンをあげている時だけは
【その時ゾウさんはどこを見ているでしょうか?】
・自分の目(視線が合っている)
・自分の後ろにいるバケツを持っている人(笑)
・他の人のこと
・ゾウ使いさん・飼育員さん
・特にどこもみている感じがしない
・バナナとニンジン(笑)
・よく分からない・・・
もしくは・・・そんなこと一度も考えたことがない、という方もいらっしゃるかもしれません。
以前宇都宮動物園の宮子さんにはじめて会いに行った時のブログでクイズを出していますが、食べ物があると、初めてでも場合によっては呼ぶときてくれることがあります。
それでも記憶してくれることはあっても、心を許したり、好きになってくれているわけではないと思います。
難しいですね。。。(涙)
まぁ、人を見て、簡単に心を開かないところもまたゾウさんの魅力の1つかもしれませんが・・・。(涙)
それでも・・・いつも食べたいゾウさんたちですが、食べ物だけで心を許したりするわけでもないと思います。(もーやだー。笑)
もちろん、毎日バナナやニンジンをあげ続けていたら、覚えてくれるだけでなく、好きになってくれるかも、しれません。
それでもそうしてくれる人「すべて=全員」食べ物をくれる人という記憶だけでなく、好きに、もしくは“特別な存在”としてくれるでしょうか?
それはゾウさんそれぞれによるものなのか、全員同じ理由かはわかりませんが、人間でもそうですよね。
同じことをしてくれても人によって感じ方は色々です。
自分にとっての特別なゾウさんは・・・どうしたら好きになってもらえるでしょうか。。。